ガバナー公式訪問~随想録~ 《64-15 名寄ロータリークラブ 7月31日(木) 16:00~20:30》
美深RCの公式訪問を終えて名寄に向かう。途中で給油。この64クラブの公式訪問でどれくらいの距離を走行するのか。どれくらいのガソリンを消費するのか。本当に果てしない旅路だ。今までのパストガバナー、そして同行されたメンバーの皆さまに敬意を表する。しかしながら、どのクラブに行っても歓迎をいただき、会長・幹事はじめ真摯に私の話しを聴いてくれる対応に感謝の言葉しかない。美深から名寄までは20キロ足らず。意外と近い。途中名寄の道の駅「もち米の里なよろ」に立ち寄る。名前のとおり特産品はもち米。もち米を使った大福やお餅が人気。アスパラガス、かぼちゃ、スイートコーンなども有名。夏はひまわり畑、冬は雪質日本一のスキー、スノーボードが楽しめる。ジンギスカンを煮込んで食べる文化もあるらしい。我が家でも2年前からアスパラガスを作り始めた。妻の大好物だからだ。その他きゅうり、なすび、トマト、枝豆、オクラ、小松菜、インゲン、レタス、大葉、大根、白菜、にんじん、野イチゴ、ブルーベリーなどを栽培。全て無農薬、無化学肥料。全て妻が好みのものばかり。売り物のように育てるのはやはり無理。しかし取れたての野菜は、とてもみずみずしくあまい。特にアスパラガスは半端ない。土から切り取ると水分が溢れ出す。自然からの恵みを戴き心身ともに健康に過ごす。そんなことを考える歳になった。人生100年時代と言われるが、大事なのは健康年齢。ロータリアンは概ね健康年齢が高い。やはりロータリーからの恵みである、親睦・奉仕の機会をいただき、奉仕の理念「超我の奉仕」を実践しているからであろう。車中そんなことを考えていると今日の会場である「グランドホテル藤花」に到着。ここで同行者の阿部としろう君は仕事の都合で交代。新しく同行を勤めるのは篠原こうや君。前年度のクラブ幹事。今年度は地区大会の幹事。そして私の釣りの師匠。7月号のロータリーの友のガバナー紹介のページで53㎝のニジマスを釣り上げた写真も篠原君の撮影。釣りも3年ほど前から始めた趣味。釣りの話しはまたの機会で。ロビーでは、長久会長、村上幹事がすでに到着していて出迎えてくれた。長久会長は花屋さんの経営者で篠原君と同業。村上幹事は地元新聞社の社長。私の釧路北RCにも地元新聞社の根本常務が所属しているが、話しをするとよく知っているとのこと。広い2500地区ではあるが、処々に釧路につながりのある人がいて、その人が知り合いであることが多い。長久会長から会長幹事懇談会の前に資料室をご案内しますと言われた。
近くの曹洞宗天祥山東照寺に向かう。玄関先では住職の有田さんが出迎えてくれた。名寄RCのメンバーであり、会長エレクトである。2階の資料室に通された。室内には名寄RCの歴史と伝統が全て詰め込まれていた。今まで受賞した表彰楯、交換したバナー、そして例会記録、理事会議事録、クラブ報告書、地区活動計画、ガバナー月信など。棚の中が満載で、これ以上資料が保管できない状態。長久会長からは、今後は資料をデジタル化して保管することも検討したいと。しかし相当の手間とひまが掛かりますよねと失笑。15分ほど拝見して会場に戻る。
会長幹事懇談会では、村上幹事から本日の資料を渡される。5ページの資料で完璧な内容。全体スケジュール、意見交換会の出席者と席順、例会の分刻みの進行表。素晴らしい設え。43歳でロータリー入会目であるが、心配りがしっかりとしている幹事。間違いなく今後の名寄RC、2分区、地区を背負う逸材。期待しかない。長久会長からはスローガンの「和を以て貴ぶロータリーの心」“美しいロータリー”多様性と調和の力で未来を創るについて熱い想いを語ってもらった。「和を大切に」、「話し合いを大切に」の心情。私のロータリーのみならず人生の信条にも合致する。名寄RCは第2分区においては一番の会員数。52名。そのうち65歳以上の会員が30名。やはり今後のことを考えると会員増強について懸念。会員増強についての話しが中心となった。特に衛星クラブ、分野特化型のクラブ、2世メンバーのクラブ作りなどを説明。衛星クラブは8名から、会費は年額6万円で設立可能。そしてその活動内容は、月2回以上の例会、開催時間、場所はクラブ任意。何かに特化した活動でも可能。例えば地元商店街の活性化、まちの環境や美化、スポーツや文化の振興など地域のニーズ、或いはメンバーの興味や趣味でも大丈夫。その中でロータリーの理念や活動を理解する事業やセミナーを交えての活動。会費や例会の時間帯に支障のある人にお勧めのクラブ。
衛星クラブの会員数は、そのままスポンサークラブの会員増強になる。是非とも参考にして欲しい。また、ローターアクトについてもお願いをした。名寄RCは、名寄RACをスポンサーしているが、現在の会員数は2名。実質1名。高嶋修平君のみ。しかしながら彼は地元のラジオパーソナリティーに勤めながら、自分の考えの中でローターアクトの事業を企画し実践している。一人である。この活動を何とか支援して欲しい。ローターアクトからロータリアンになる比率は3~5%しかないが、先程述べた衛星クラブを活用することで充分に増えていくことが予想される。是非ともローターアクトの会員増強、活動支援にも尽力いただきたい。奉仕活動については、スキーパトロール赤十字奉仕団への支援が50年以上継続事業。清掃活動、植樹など地域のニーズに応える活動。もっと地域住民を巻き込んでの活動に展開して欲しい。話しが尽きない、時間が足りない状態で会長幹事懇談会が終了。
意見交換会に移り、「ロータリーを楽しむためには」をテーマに、湯川親睦活動委員長、松前ラーニングファシリテーター、水間会員増強委員長、有田会長エレクト、山岸ロータリー情報委員長から質問。各人に対して私の考え、ロータリーの理念、これからのロータリーの在り方などを含め回答。有田エレクトからは、会員増強は、質と量、どちらが重要か?との鋭い質問。ロータリアンのステータスは、職業奉仕の理論、利他の心、地域社会や世界への親善・理解・平和に対する活動を実践していること。品格ある人を増やし、ロータリーのブランドを高めること。会員を増やし、そして会員を強める。その意味おいてはどちらも重要であるのではと回答。的を得ていたかどうか。
例会においては、会長幹事懇談会・意見交換会をうけて、地区内2500名の会員増強の理解、青少年奉仕に対する私の想いを中心に熱く語らせていただきました。地区大会については、せっかく釧路まで集まっていただくので、クラブ間の親睦だけではなく、他のクラブとの交流、地区の委員会の活動、これからの2500地区の方向性などをしっかりと知っていただくプログラムを構成しているので、多くのメンバー皆さまに参加を依頼。懇親会において会長・幹事、ほかのメンバーから行きますよ!との温かい言葉いただき感謝。その後2次会も用意していただき、会長・幹事と私と誕生日が数日しか違わない白木副会長と談笑。本当に公式訪問、懇親会、2次会の準備・設えをいただきました長久会長、村上幹事はじめ名寄RCのメンバーの皆さまに感謝です。最後にSAAの山田さんが経営している居酒屋に寄り、公式訪問チームで直会。かきラーメン、えいひれ、日本酒、その他料理とても美味しかったです。名寄RCに、そして名寄の夜に感謝し、今回の私の随想録とします。
ありがとうございました(^^♪