ガバナー公式訪問~随想録~ 《64-24 旭川西ロータリークラブ 8月19日(火) 16:00~20:30》
今日は朝から雨。午前中はゆっくり休みを取る。これからの訪問クラブの活動計画書の確認とオンラインでの仕事などをこなす。今はオンラインでいろいろな仕事ができるようになった。便利な時代だ。タイプライターからワープロそしてパソコン。時代は大きく変わった。ロータリーも様々な点で変革があった。女性会員の承認、職業分類の柔軟化、出席要件・例会に関する規定の緩和、eクラブや衛星クラブなどの新しいクラブの形態、ローターアクトの地位の向上など。今年の規定審議会では、人頭分担金の段階的な引上げ、会員数が15名で新クラブの設立、地区大会の開催が任意などの変更があった。国際ロータリーは2019年から「行動計画(Action Plan)」を採択し推進。その中の4つの戦略的優先事項は、「より大きなインパクトをもたらす」「参加者の基盤を広げる」「参加者の積極的なかかわりを促す」「適応力を高める」である。本年2月9日から開催された国際協議会において、この行動計画についてのラーニングを受けてきた。日本ロータリーからのファシリテーターの一人が、旭川西RCの久木佐知子パストガバナー。今日の訪問地のクラブである。私の恩師である。また、リソーストサポート委員長の本間潤君、VTチームリーダーの山北正美君など地区へ出向をいただいているメンバーが多いクラブ。皆さまにお会いするのがとても楽しみである。
15時半に会場のアートホテルに到着。荒田祐一副会長が玄関前で待機していた。丁重なるお出迎え。「荷物をお持ちしますか。エレベーターはこちらです。」ホテルマンのようである。素晴らし過ぎる接客。感動である。2階の会場に行くと公式訪問の看板がある会場の受付に2名が座っていた。「こんちには」と話しかけたが全くの無視。おやおや?さっきの荒田副会長とは雲泥の差。本当に同じクラブの人なのかと思い、よくよく看板を見るとライオンズクラブの公式訪問の会場であった。同じ日に同じホテル・同じような時間でライオンズも開催。ある意味ドッキリですよね!看板を注意しながら会場に着くとすでに髙橋規久会長、菊地ミオ幹事が待機していた。吉川ガバナー補佐、7分区ガバナー補佐の平澤君も到着したので早めに会長幹事懇談会を開始。
まずは、髙橋会長から本年度のスローガン「Rotary Brand」の原点回帰~クラブの活性化を図り10%の会員増強~元気なクラブへ~について説明を受けた。昔のロータリーの良さ、クラブの元気など原点を見つめ直し、クラブの骨格をしっかりと固めていく1年にしたい。会員数も最高時は120人。現在は45名になっているが、ガバナーの方針のとおり今年は60人、70周年に向けて70人の目標で頑張りたい。10分ほどの熱い語り。私の好きなタイプのロータリーアンだ。菊地幹事は女性で、9年目の会員。会長の方針に従い、副幹事とともに会長を支え、楽しく充実したクラブ運営をやっていきたいとの説明。素晴らしいコンビ。今年の活動にとても期待が持てる。
次に会員増強の話しにうつる。歴代会長を会員増強委員会に配属し、全員で目標に向かう体制をつくった。すでに何名かの候補者のリストをあげ取り組んでいる。現在の平均年齢が57,6歳。さらに若返りを目指す。高い目標を掲げているので、衛星クラブなどの説明をしてその活用を示唆。奉仕活動については、タイ国プーケット南RCとのグローバル補助金を利用した取組み。医療的ケア児家族との交流事業、旭川西高校吹奏楽部と盲学校との共同演奏会、旭川西インターアクトへの支援など活発な活動について説明を受ける。私からはローターアクトの会員増強について懇願。旭川西RCの青少年奉仕にかける情熱をRACにも注力して欲しい。吉川AGからもRACについて今後の会長幹事会で審議していくとの説明。是非とも本年度富良野以外の第3分区の各クラブに、もう一度ローターアクトの灯を燈してほしい。あっという間に時間が来たので会長幹事懇談会を終了。
会場を移し意見交換会を開始。8人ほどから「ロータリーを楽しむには」について意見をもらった。「役職を与えられそれを乗り越えた時の充実感。」「まずは自ら楽しむ。そしてその想いを若い会員に伝えていく。若手会員が成長していく。その姿を見て一緒に活動できることが楽しい。」「ロータリーでしか学べないことが沢山ある。国際奉仕事業などに参加して実践することでやりがいを感じる。」「ロータリーの楽しさ、楽しみ方は先輩が教えてくれた。若手会員をフォローし、想いを伝えていく。ますます強い会員を一人でも多くつくり、奉仕の理念を深めること。」「貧困地域の現状を見て、国際奉仕の重要性を意識した。」「IFMR(国際モーターサイクルロータリアンズ)の活動」「地区大会や国際大会の参加」など皆さん熱い意見であった。最後に丁重なるお迎えをしてくれた荒田副会長から吉川AGが地区のインターアクト委員長の時、コロナ禍によりインターアクトの地区大会が開催されず子供たちに活動を与えられなかったことの辛さ、そしてそれを乗り越えて一緒に活動できる感動についての話し。それを受けて吉川ガバナー補佐から、「インターアクトの活動をとおしてロータリーの友情を感じ、ロータリーに感謝したい」との涙ながらの熱い語り。会場の皆が目頭を熱くした。今こうして原稿を書いていても胸が熱くなる。本当に素晴らしい意見交換となった。貴重な意見をいただきありがとうございました。
その流れでの例会での講演会。当然熱くなります。意見交換のテーマである「ロータリーを楽しむためには」は、私のスローガンの「Rotarian Benefitsを紡ぎ、そして育むために」に繋がります。地区スローガン、青少年奉仕について特に熱く語った。最後に輪になっての「手に手つないで!」ソングリーダーが椅子に上がり、割り箸を指揮棒にしての合唱。やっぱりこの光景はいいですよね。最後までロータリーの楽しみ方を感じた公式訪問例会でした。ただこれでは当然終わらず、菊地幹事のお店で二次会。早川直前会長の誕生日祝い。先程のソングリーダーの「伊勢佐木町ブルース」の熱唱に女性会員のサイドボーカル。久木PDGの「赤いスイートピー」など。皆さんとても上手く、そして役者ぞろい。旭川西RCの飲み会は凄いよとのうわさは聞いていたが、そのとり本当に楽しく飲み明かした親睦会となりました。
たくさんの感動と熱い語りと歌唱、涙あり笑いありの素晴らしい公式訪問例会と懇親会。髙橋会長・菊地幹事をはじめ、ご準備・設営いただきました旭川西RCの皆さまに感謝申し上げ、私の随想録とさせていただきます。
ありがとうございました。(^^♪