ガバナー公式訪問~随想録~ 《64-2 帯広北ロータリークラブ 7月11日(金)10:00~14:00》
今日の帯広も昨日同様とても涼しい気温で、釧路にいるかと勘違いする天気。私たちにとっては過ごしやすいラッキーな思いです。昨日の締めのラーメンがちょっと悪さをしてなのか、おなかの具合がいまいちでしたが、最終のチェックで帯広北RCの資料を部屋で確認し、公式訪問チーム9時20分にロビーに集合していざ出陣。鉄道高架になっている帯広駅を通過して、会場の「ホテル日航ノースランド」に向かいました。改めて鉄道高架で駅周辺の土地区画の整理がされ綺麗な街並みになっている帯広市の素晴らしさを感じながら、わがまち釧路市との違いを実感。いつになれば釧路市も鉄道高架になるのだろうと思いをはせながら9時30前には到着。ロビーではすでに齊藤幹事が我々の到着を待ち受けていて丁重なる出迎えをしていただきました。さすが歴史と伝統のあるクラブで、齊藤幹事も礼儀正しいロータリアンだなぁと感心しました。3階の会長幹事懇談会の会場につくと石原ガバナー補佐と荒木会長もすでにスタンバイ。まずは名刺交換とあつい握手を交わし、すこし早い時間ではありましたが、懇談会を開始しました。時間も充分ありましたので、昨日の反省も含め各人の自己紹介にしっかりと時間をとり和やかな雰囲気のもと進行。
荒木会長の出身地や検事としての職歴、そして現在の弁護士に至るまでの詳しい話しを聞け、素晴らしい人となりに感服しました。まずは荒木会長のテーマである「笑顔がつなぐロータリー~With Pride~」についての話しになり、私からは地区スローガンの内容とPELS・CLLSにて私が話しをしたことをしっかりと網羅して作成していただいたことに感謝させていただきました。Benefitsに対する深い洞察力は、さすが法律家だなぁと感心いたしました。また気候変動や人口減少などの問題の提起もあり、地域社会を取り巻く諸問題にもロータリーとしてその解決に少しでも貢献できればという思いは、私と同感する部分でもあり、本年度より創設した50歳未満の会員による環境問題を検証し実践する「社会奉仕委員会」の担いも理解してくれているものと実感しました。何よりも「笑顔とは、好意と親しみの象徴」というフレーズは最高ですね。私が国際協議会や国際大会に参加して一番感じたことであり、荒木会長も自分の「Rotary Moments」の話しが出た時に国際大会に参加して世界のロータリーの活動の意義やスケールの凄さを実感したとの発言もあり、改めて2026年6月の台北の国際大会へ多くの参加者を勧誘する意義を感じました。地区として目標は登録者200名でいきたいと思っています。
活動方針や内容については、歴史と伝統のあるクラブらしい素晴らしい考え方と取組みがあるのと同時に、会員増強やメンバー間の結束という部分での課題と悩みがあるなぁと感じました。ちょうど10年前に私がクラブ会長した時の課題と悩みに共通する部分もありその思いは理解できましたので、この年度で知り合ったのも何かの縁として、また50歳代の同世代として忌憚なく相談して語り合ってクラブの活性化のために頑張りましょうと改めて堅い握手をしました。気づけば早10:45。次の意見交換会の準備に移動。仕切りのもと開始になりました。帯広北RCには、地区の役員として細川PDGには財団委員長、中村浩和君にはローターアクト委員長、曽我浩昌君にはインターアクト委員長を受けていただき、本年度の地区活動に大変お世話になるクラブであります。私の重点目標に掲げた「ファンドレイジングの理解と実践」、「青少年奉仕の拡大と充実」に関しては先導して活動していただくことになりますので、本当によろしくお願い申し上げる次第です。途中会議の中で会員の方から、ネガティブというかクラブの現況の課題であろう意見が出て、ちょっとドキッとしましたが、意見交換会の主旨としてそのようなフランクな意見も出てその原因や解決策を模索することもあると思いますので、私としては大歓迎でした。年度始めで忙しく活動計画を作成したり、責任感のなかで何かに追われている感情がそのような意見が出たのかと推察しましたので、クラブとしてもそうですが地区としても会員のメンタルな部分に充分に気を付けながら、皆さんが楽しくロータリー運動をできる素地を構築していかなければならないと自覚しました。家庭集会(炉辺会合)も現在は開催されてないようなので、ベテラン・中堅・若手会員を交え数名で飲みニケーションを図るのもひとつの解決策になるのではと助言させていただきました。意見交換会も気づけば1時間を超過し、とても熱心に発言していただいたメンバーの皆様に感謝です。Rotaryのことを熱く語れた素晴らしい時間を過ごせたことに感謝いたします。
例会においては米山奨学生の方も参加した中で、SAAによる進行のもと、さすが歴史と伝統のあるクラブとしての品格ある例会でした。私の講演も昨日の反省を踏まえ時間内にと思いましたが、意見交換会で出た部分の説明に少し時間を取って話をした分、数分超過しました。申し訳ありませんでした。講話中は会員の皆さまが本当に真剣に聞いてくれたことに感謝です。特に齊藤幹事の真剣な眼差しがとても印象に残り、幹事としての責任感とクラブの団結、活性化に対しての想いが深いものがあることが、もの凄く伝わってきました。荒木会長・齊藤幹事はじめご参加いただきましたメンバーの皆様に感謝いたします。
ともに「笑顔」でロータリー運動を邁進していきましょう!ありがとうございました。