ガバナー公式訪問~随想録~ 《64-5 広尾ロータリークラブ 7月14日(月) 16:00~21:00》
帯広南RCの公式訪問を終え、ホテルを出ると気温も30度ほど。湿度も高めで、不快指数満開。車内に乗り込むと、かなりの高温。天気予報どおり台風がじわじわ接近しているのかなぁと思いながら、次の公式訪問クラブの広尾へと向かいました。帯広川西ICから高速道路を利用し移動。途中十勝港の巨大なクレーンやサイロなどの倉庫群などを眺めながら1時間半ほどで会場のホテル東陽館に到着。港町の雰囲気満載で、ちょっと釧路の西港に感じが似てるなぁと思いながら下車すると、風は涼しげ、天気もあきらかに下り坂な感じ。これは夕方から雨がやってくるなぁ思案していると、女性が近づいてきて、お疲れ様ですと話しかけられた。事務局員の下山雅代さん。愛想がとてもよく、最初はホテルの従業員かと勘違い。そしてすぐに面野会長・小椋幹事の歓迎を受けました。面野会長はイケメンの若手、小椋幹事は精悍な顔つきで同世代かなというのが第一印象。今年の会長・幹事は若手の会員で話しが弾むなぁと思いながら、まずはチェックイン。なんと大浴場とサウナが付き。今日は懇親会、そして二次会もセットしてくれているの、ちょっと遅い時間に入浴するか、朝風呂でリフレッシュするか考えていると、フロントの人から「お風呂は16時から21時までですとのアナウンス。これは今日は無理だなぁ。明日かと思ったとたん、「朝風呂はやってません」との宣告。心の中ではマジカ!と思いながらも、ガバナーとして冷静に対応。何事もなかったように部屋のKEYを受け取り、いつものとおり部屋に入って書類の確認とPCの充電確認。10分前に最上階の5階の会場へと移動。石原AGからは「最上階からの眺めはいいですよ」との情報を貰ってましたが、霧で何も見えず状態。晴れ男の私ですが、さすがに台風には勝てず、こんな日もあるよなぁと思い、会長幹事懇談会が16時から開始となりました。
事前から小谷副ガバナーや石原AGから、広尾RCは会員減少により役員の引き受けもなかなか困難で今後の活動に不安をもっているとの情報もあったので、町の人口や近隣の大樹町や虫類村などの情報を聞きながらの開始となりました。広尾町も大樹町も6,000人弱の人口で、ライオンズクラブはなし。65歳以上の人口比率は40%以上。事前調査書からは会員の平均年齢がわからなかったので、「クラブの平均年齢はどのくらいですか?」と会長に尋ねると、「57歳くらいです」との回答。えっ!たまたま本年度は若手が会長・:幹事を引き受けて、その他のメンバーは高齢かと勘違い。「それは地区の中でもかなり若い方ですし、近隣にライオンズのなければ会員増強は困難なことではないですよ!」と助言しながら、今までとは少しスタンスを変えての懇談会となりました。よくよく話しを聞くと前年度にベテラン会員が6名退会され、今後のクラブの運営、会員増強にあまり自信が持てない、今のメンバーも小さい町なのでその他の会合でしょっちゅう顔を合わすし例会に新鮮味がなく出席率も低下しているなどの率直な意見もでて、これは今日は膝を交えて話しをしなければならないなぁ思ったとたん、石原AGから「今日はゆっくり話しましょう!」と渡りに船の発言があり、さすがご当地のガバナー補佐だと感心しました。「ガバナーは本当にガバナー補佐から助けてもらって、1年間やり遂げられるものだよ」と鶴見PDGも小谷副ガバナーもよく言っていたので、本当にそうだよなぁと体感。奉仕活動については、47年間も継続して行っている日勝少年野球大会や植樹、町内の清掃活動など地域に根差し貢献する事業も展開している話しも聞け、広尾RCは、メンバーの平均年齢、活動内容も含め、これから発展する可能性を秘めたクラブであることを実感。
その後意見交換会に参加するメンバーも到着したので、5時から開始。直前会長の山本満君、尾矢利昭君、吉田勝明君、山田一也君を交えて、「ロータリーを楽しむにはどうすればいいか」をテーマに意見交換会を始めましたが、メンバー同士の」会話がとてもフレンドシップに溢れているなぁと感じていたのですが、実は面野会長と尾矢君が同級生、山本会長と小椋幹事が同級生ということが判明し、そういうことかと納得。その後本音トークが展開され、人材不足で仕事が忙しい、その他の町の役職がみんな多い、会員を勧誘してもロータリーのメリットをなかなか感じられない人が多いなど、広尾町のみならず、どこの町でも抱えているであろう課題が出てきました。会員増強、クラブ運営を進めるうえで、これらの課題をどうやって解決していくかを改めて考えさせられる素晴らしい意見交換になったと思います。率直な意見を出していただいたメンバーに感謝です。
その後の懇親会は同じホテルで行い、それぞれの仕事のこと、町に対する思い、人となりや趣味の話しなども交え、少人数でしたので皆さまとたくさん話しができ、特にムードメーカの山田さんが楽しい雰囲気を演出して盛り上がって終了。二次会も用意していただき、近くの親子で経営されているスナックに行き、また談笑。そこで山本直前会長と私が同じ誕生日ということが判明、ふたりで浪漫飛行を熱唱し、山田さんとうちの藤田君が松山千春を熱唱、最後にみんなで肩を組んでサライを熱唱し、二次会が終了。今日初めて会った人とロータリーという同志の絆で濃い交流ができ、広尾RCに泊りで訪問してほんとうに良かったと感じました。その後も締めで山田さんの行きつけの蕎麦屋にいき、少し時間をかけてクラブの将来をみんなで考えてください。何かあれば私も平井会員増強委員長もお伺いしますと面野会長と契りを交わし解散。蕎麦屋でずっと独り言のようにサライを歌っていた山田さんがとても印象に残っています。(笑)
翌日、広尾町の役場を石原AGと訪問チームで表敬訪問しましたが、その時も面野会長も駆けつけていただき、田中靖章町長に地域の環境、経済、教育や文化などの振興のため、ロータリーと共同で地域のために奉仕活動を展開していただければ幸いですとお願い申し上げ、面野会長と熱い握手をして釧路に向かいました。釧路に帰ってからニュースで9年ぶりの北海道に台風上陸、7月では観測史上初ということを聞き、嵐の中の広尾RC公式訪問は一生忘れられない経験になりました。まさにRotary Momentですね!
本当に小椋幹事をはじめ公式訪問の準備、設えをしていただきました広尾RCのメンバーの皆さま、そして下山事務局員に感謝申し上げ、随想録とさせていただきます。
ありがとうございました。