ガバナー公式訪問「随想録」

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ガバナー公式訪問~随想録~ 《64-10 帯広東ロータリークラブ 7月22日(火) 10:00~13:30》

 17日に足寄から戻り、18・19・20・21日の4日間で、留守中に電話のあったお客様に連絡、不動産の売買決済、溜まっている仕事の処理、そして公式訪問の随想録の作成など、やること満載で週末を過ごす。凄い充実感だ!こんな経験するのもこの先ないかもなぁと思いながら就寝。
 起床すると釧路はいまいちの天気。今日から公式訪問3週目。訪問先は帯広東RCと芽室RC。今日もダブルヘッターだ。3か月間で64クラブの訪問。土・日・祝日は基本的に訪問なし。そうなるとダブルでこなして行かないと地区大会まで完遂しない。宿泊数はなんと31泊!まさに修行だ(-_-;)小谷副ガバナーも「公式訪問は本当に楽しい。だけど二度としたくない」と言っていたが、終わった時にそのような心境になるのか。どんな世界が見えるのか。楽しみを妄想しながら自宅の家庭菜園のキュウリと茄子に水をあげていると、お迎えがやってきた。今日のチームは、平井地区幹事、古俣隊長、安田副幹事。チャーターメンバーだ。すでに作業が手慣れている感あり。今日も古俣隊長(通称:タケオ)のすきっ歯からの「おはようございます!」がかわいい(笑)そして今日も後から応援団の平澤AGがやってくるようだ。頼もしいかぎり。
 車中で帯広東RCのデータと、石原AGから上がってきていた事前協議会の調査報告書、報告書の最終チェックで目を通しながら、今日で6分区11クラブ終了かと思いを馳せる。今日も十勝は暑くなりそうだ。予想気温が36度!地球の温暖化、CO2削減などについて話しをしているとあっという間に、今日の会場のホテル日航ノースランド帯広に到着。帯広北RC、帯広RCに次いで3回目の訪問。格式ある素晴らしいホテル。帯広西RCと帯広南RCの会場は北海道ホテル。ここも気品高いホテル。帯広市内5クラブの会場は全て格調あるホテル。例会の支出は食事代だけで会場費は別途徴収されていない。ロータリークラブの運営についてとても協力的。最近のクラブ運営の悩みとして食事代や会場費の高騰が挙げられる。ロータリーのステイタスを何に求めるのかを、いろいろ考えなければならない時代が来たようだ。この話はまた別の機会で。

 さて前段が長くなったが、ホテルに入ると加藤会長が笑顔で迎えてくれた。すでに石原AGも到着している。平澤AGもほぼ同時に到着。本当にこの瞬間が嬉しい。加藤会長とはエレクト研修や、先週の市長の表敬訪問でお会いしているが、とても優しい人柄が溢れる顔立ち。お会いするとなんとなくホッとする。会長幹事懇談会の会場に行くと、木幡幹事は慌ただしく会場の設営や、これからの準備に追われていた。幹事の仕事はやっぱり大変だ。自分が幹事になった時に、心ある先輩会員から言われた言葉を思い出した。「幹事はクラブのナンバー2のメンバーではなく、どちらかと言うと全てのメンバーの中の一番の下僕と思いなさい。どうしたらクラブの全てのメンバーが気持ちよく活動してくれるかを考えて行動しなさい」と助言してくれた。1年間終わった時に本当にそうだなと思った。木幡幹事の顔つきを見た時に、そんな自分のRotary Momentが蘇ってききた。木幡幹事も同じ覚悟を抱いているのかなぁ、と想像しながら会長幹事懇談会、メンバーが揃ったので早めの開始。

 

 いつものように参加者からの簡単な自己紹介から、クラブスローガン「知るを深める~聴こう・話そう・やってみよう~」について加藤会長からその想いを伺った。おそらくこの時が会長とすれば一番の緊張状態であろう。クラブから会長の指名を受け、RI会長エレクトのメッセージがあり、そして私からの地区スローガンを受けた中で、クラブが更に活性化するために、元気あるクラブを創造するために、自分が文書としてどういうスローガンを発信するかを悩みながらの創りあげた結晶を、初めてガバナーに発する。まさに真剣勝負。私としても会長の真の想いをくみ取り、この後の意見交換会、例会の中の講演会の中で伝えるストーリーを構成する。ほんとうにガバナー冥利につきる瞬間。不易流行の精神のなかで、「知るを深める」。ロータリー真髄を見極める。私の心に刺さった。その後は会員増強、奉仕活動、ファンドレイジングなどについて熱い話しを深め、あっという間に終了の時間がきた。特に「マイナス要因での退会者がいない」こと、「小中学生への地域の歴史を知る課外授業」、「ドクターヘリの運用啓発活動」についての話しはとても参考になり、帯広東RCのロータリー運動に対する真剣さを感じた。最後に幕別町に存在する謎の組織「ロータリー会」の話しを聞き、時間がないので後で話しを聞くことに。

 

 会場を移し意見交換会の開始。10名ちょっとの理事・委員長が出席。それぞれからテーマである「ロータリーを楽しむにはどうすればいいか」で各人から話しを伺う。各人自分のロータリーの経験、今まで楽しさを感じた瞬間、これからどうすれば楽しくなるのかを、本当に熱く語ってくれた。ロータリーの良さのひとつとして、ロータリー観、人生観は十人十色で様々な考えがあり、それを聴けることではないか。人生の幅が拡がり、それを社会・世界に対して奉仕するときの糧となる。そんな思いが感じられた素晴らしい意見交換会となった。先程の会長幹事懇談会の最後で話しに挙がった「ロータリー会」の話しを伺ったが、ロータリーとはなんの縁もゆかりもない、しかも同じようなロゴを使用して活動しているらしく、行政の関係者も多く入会しているらしい。かつかなりのメンバーがいるらしい。帯広東クラブの会員拡大の支障にもなっているよう。調査と、機会をえて一度話し合いをして真意をただすよう行動しなければならないと思った。初めて聞いた話で、本当に驚き。こうして公式訪問して地元の話しを聴くと、いろいろびっくりすることがありますね。

 

 会場を移動して公式方慰問例会が開始。講演内容については、重点目標のうちの会員増強、青少年奉仕について詳しく話しをした。現在38名でもう少し会員を増やしたい意向も感じたので、なぜ会員を増強する必要があるのかについて熱く語った。全ては帯広東RCのクラブの活性化と元気なクラブ作りのために、私が考える想い、単に会員増強・ファンドレイジングの数値だけのお願いではなく、なんのためにロータリーをやっているのか、誰のためのロータリーなのかを理解してもらうために講演をさせていただきましたが、上手く伝わったかどうか。微力ですが自分の持てるすべての力を発揮しました。最後まで真摯に講演を聴いていただいた帯広東RCのメンバーに感謝申し上げ、随想録といたします。
 ありがとうございました(^^♪