ガバナー公式訪問「随想録」

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ガバナー公式訪問~随想録~ 《64-12 旭川北ロータリークラブ 7月23日(水) 16:00~20:30》

帯広駅前の福井ホテルでゆっくりと温泉につかり、しっかりと朝食をとって、10時出発で旭川に向かう。十勝は国内の食料供給率1,200%。日本の食糧倉庫。野菜、豆類、乳製品、肉類など全てにおいて一級品。やっぱり食べてしまいますね。ドライバーの古俣隊長の背中がひと回り大きく感じる。食べすぎなのか?それともRotary Momentが増えたからなのか?おそらく両方であろう。食べ過ぎだけではないことを願いたい。

高速でトマムインターで降りて、富良野~美瑛~旭川のドライブ。今までの十勝の大平原、そして日高山脈を眺めながらの景色とは少しおもむきが違う。盆地の中を連なる道すがらには、メロンやスイカの販売所、美しいガーデン、所々に熊出没注意の看板など。この辺りは母親の実家が深川市だったので、子供の時から夏休みにはよく来ていた思い出の土地。当時は狩勝峠を越えての長旅の記憶。同じ北海道でも各所によって風土が全く違う。今回の公式訪問はそんな広い北海道を楽しみながら、そして同じロータリーの仲間でありながら、なかなか会えない同志と「ロータリーのことを熱く語る」一生に一度のjourney!余談ですが、ジャーニーと言えば、私の世代だと松本伊代ちゃん。特にファンであったわけでもない。センチメンタルな気分でもない。だけど時々口ずさんでしまうのはなぜだろう(笑)

旭川と言えば、まずラーメン。ちょうど昼食時だったので店舗をググる。蜂屋、青葉、天金、梅光軒など有名店舗が数多くあるが、久木年度の地区大会の時に寄った「菅原」 に行こうと思ったがなんと定休日。残念無念。とりあえず名店の連なる「あさひかわラーメン村」へ。青葉、天金、梅光軒は長蛇の列。この暑い中並ぶのは辛い。これからの公式訪問にもこたえる。たまたま山頭火は席が空いていた。山頭火はかつて釧路にも店舗があり、平井地区幹事もよく行っていたらしい。ということで山頭火に入店。全員塩ラーメンとねぎめしを注文。あっという間に食し、宿泊先のホテルクレッセントへ。少し早かったがチェックインをさせてくれた。私がチェックインすると必ず最初にする行動がある。なんとCPAP(シーパップ)の装置の設置作業。睡眠時無呼吸症候群の治療。10年以上続けている。鼻炎とあごの骨格が細く、また飲酒の影響もあり睡眠時無呼吸になる。これをセットしないで飲酒をしてから部屋に戻ると、とても設置が面倒。最初にする作業。実は平井地区幹事もCPAP仲間。結構睡眠時無呼吸になっている人は多いので、覚えのある方は一度診察を。

午後3時過ぎ。会場の「アートホテル」に向かう。すぐ近くではあったが、外はかなり暑いので車で。大貫会長、佐藤幹事が温かく迎えてくれた。二人とも若手。吉川第3分区ガバナー補佐もすでに到着済み。第3分区はスケジュールの関係で、最初に旭川北RCを終え、その後8月7日からお盆をはさみ21日までのロングプラン。しかも当然暑い中になるだろう。いつもの応援団の7分区ガバナー補佐の平澤君も合流し、会長幹事会を開始。まずは自己紹介。大貫会長52歳、佐藤幹事40歳代。歴史と伝統あるクラブでの若手の会長と幹事。クラブの選手層の厚さと奥深さを感じる。本年度の会長テーマ「会員相互の想いを紡ぐ」について内容と想いをもらった。「紡ぐ」の言葉は、私の地区スローガンに使用した言葉であったので、その想いを汲み取って使ったのかと思ったが、実は私のスローガンの発表の前から「紡ぐ」を使いたいとの説明。なんかロータリーに対する同じ想いを寄せていたことに親近感。話しが合う予感。「会員一人一人の想いがこのクラブを育ませていく」旭川北RCへの愛情と、歴史と伝統のあるクラブの会長を担う覚悟を感じる一言。素晴らしい。

奉仕活動については、「学習支援」についての説明と話し合いに時間を費やした。旭川北RCの継続の青少年奉仕活動。家庭の環境により十分な勉強が出来ない、食事もしっかりと取れない子供に、学習の支援と食事の提供を行っている事業。まさに子供たちに夢と希望と栄養を与える活動である。子供たちの命の源になっている。教育大学の学生さんにも支援をもらい地域一体となって進めている。我々ロータリアンは世界の平和のために、例えば6500万人が武力紛争により家を追われている人へ、衛生的でない水が原因で下痢性疾患により毎日3000人の命を落とす子どもへ、そしてロータリーの最優先課題であるポリオ根絶活動へロータリー財団をとおして寄付活動をしているが、地域の恵まれない子ども達に対しても、地区としてまた分区としてもっと協力をして、物心両面の支援をする必要性を感じた。このような旭川北RCの学習支援の活動を広め、多くのロータリアンが関われることを願う。

第3分区は、インターアクトに対する活動が活発で、市内で5クラブが提唱クラブとなっている。今年はインターアクトの地区大会や、短期海外研修などの事業を充実してもらうために活動費を倍額以上つけた。次代を担う子供たちを育成するのはロータリアンとして当然の行動。吉川ガバナー補佐を中心とする第3分区のインターアクトへの活動に感謝し、また本年度も更なる成果を期待。そしてもう一つのローターアクトについては、旭川市内で会員数が1名となっている。大学生、社会人のリーダーシップ育成の活動もこれからの地域や世界の平和実現のために大切な人材育成の活動なので、ローターアクトの会員増強への支援もお願いし、その他クラブの衛星クラブなどの会員増強の手段などの話しも交えて、時間が足りないくらいの会長幹事懇談会となった。

その後の意見交換会では、参加の理事・委員長さんから「ロータリーを楽しむには」のテーマで話しを貰った。皆さん熱い語りで、3人目でこのままのペースと時間までには最後まで回らなくなるので、少し短めでと佐藤幹事から忠告。旭川北RCからは、本年度も東堂PDG、稲田学友・奨学金チームリーダー、湯浅危機管理委員長などその他委員にも数多く輩出してもらっている。クラブとしての地区経験も豊富なので素晴らしい意見が飛び交った。山川パスト会長からは「クラブや地区を離れていろいろなロータリアンと交流することがひとつのロータリーを楽しむ方法」、高橋パスト会長からは「自分が学習支援の活動を立ち上げた経緯と、クラブ活動の柱は奉仕活動であり、会員増強ではない」とのまさに本筋・正論の意見があり、それに対して私の最優先の目標である会員増強の目的について考えも言わせてもらい、これこそがガバナー公式訪問の意見交換の醍醐味であると実感。高橋パスト会長には本当に感謝。実に意義ある素晴らしい意見交換でした。例会においては、先程の熱い意見交換会の流れで、私も30分間がっちりの熱い講演。終了後は喉がカラカラで咳きこんでしまった。

懇親会は2015~16年度のガバナーであった東堂PDGから乾杯の挨拶。私がクラブ会長の時のガバナーで、その時の釧路の公式訪問、炉端での懇親会などを思い出しながら杯を交わした。その後活動計画書を見て気になっていた「ニコニコボックス委員会」の神谷委員長の登場。代々引き継いでいるオレンジ色で背中にはにこちゃん入りのジャケットに身を包み、再度のニコニコボックスへの寄付のお願い。なんと1日2回目のニコニコをしているメンバーもあり。「喜びは人に話すことで倍になる。」懇親会でこんなこと言われたらニコニコしてしまいますよね!最後の締めは直前会長の小林史人さん。とてもユーモアのある締めの挨拶。私のロータリー観の最後のフレーズが英語でないのは何故だろうとの指摘。さすが弁護士さん。一つひとつの言葉を見逃さない。その後二次会・三次会とセッティングいただいた会長・幹事様に感謝。すっかり酔いましたが、締めで3・6のかどにあるそば屋で、平井地区幹事と地酒で締めて解散。

本当に今後の活動に為になる意見や、旭川北RCの会員の皆さまの素晴らしい人となりに感謝して、随想録とさせていただきます。

ありがとうございました(^^♪