ガバナー公式訪問「随想録」

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ガバナー公式訪問~随想録~ 《64-14 美深ロータリークラブ 7月31日(木) 10:00~13:30》

枝幸のニュー幸林ホテルの温泉はとてもいいお湯で、設備も充実。ジャグジーが2か所、水風呂も2か所。疲れをすっかり癒して美深に向かう。枝幸は稚内に行く途中でちょっと立ち寄ったことはあったが、美深はまさに未開の地。どんな町か。どのような人と巡り合うのか。とても楽しみだ。「一期一会」。中学の時の国語の先生が言っていた四文字熟語が何故か心に浮かんだ。ドライバーは仁木君。プロの運転手。ナビなしでどこへでも間違わずにたどり着く凄腕。ちょっと時間がかかる「どこでもドア」だ。途中道の駅「びふか双子座館」に立ち寄りスタンプ。なぜ双子座?だんだん楽しくなってきた。町の特産品もわかり重宝する。美深はチョウザメで有名。その他「くりじゃが、くりかぼちゃ、美深コロッケ。」老夫婦が美味しそうにコロッケを食べている。ホテルで朝食をたんまり食べてきたので、残念ながら今は無理だ。車に乗り込み美深に向かう。何故双子座かは分からずじまい。あっという間に美深RCの会場の美深町商工会SUN21に到着。小野寺会長、斉藤幹事はすでに玄関先で待っていた。今日も暑いなかの出迎えに感謝。入り口には歓迎の看板が設置されていた。一瞬を大切にするクラブの奥深さに感動。看板前でさっそく写真撮影。小野寺会長はとてもダンディ。背も高くスーツがよく似合う。握手した時の手の大きさに驚いた。斉藤幹事は若手で、事務手続きが素早く正確に処理する印象。商工会の会長室をお借りして会長幹事懇談会を少し早いが開始した。

会長幹事懇談会では、まずいつもとおり自己紹介。会長は2回目。なんと最初の会長年度は2008~09年度。時のガバナーは釧路北RCの足立功一君。我らのクラブの足立PDGだった。なんとまぁ奇遇である。合縁奇縁ですね。会長のクラブ活動方針について想いの丈を伺う。「ロータリーの会員は行動の人々です。私達は変化がおこるのを待つのではなく、自ら変化を起こします。行動の人々は何をするのでしょうか。私たちは善の為に団結します。」マリオ・デ・カマルゴさんの国際協議会のスピーチの一言。私もこの言葉を現地で聞いていて感動した。小野寺会長と同じ想いがあることに情意投合を感じた。美深にはサイトウとういう名前の会員が4人もいる。余談だが、サイトウのサイの字は「斉・斎・齊・齋」と4つの書き方があり、「斎」と「齋」は新旧字体の違いで、同じ漢字の字形。「斉」と「齊」も同じ漢字。しかし「斎」と「斉」は全くの別の漢字である。私の職業である司法書士は、権利関係を登記簿に正確に記載するよう代理人として法務局に登記を申請することを生業としているが、この名前や住所の記載については特に慎重になる習性がある。最初に確認したが幹事は「斉藤」さんであった。斉藤幹事はまだ入会2年目で少し緊張気味。熱心に私の話しをメモ。きっとこれから美深RCを背負っていくメンバーになるであろう。小野寺会長のもとロータリーを楽しんで大好きになる1年間になることを期待。

今年は地区補助金を活用した事業を実施。公園に町民の憩いの場所として、また熱中症対策として東屋を設置。地区補助金を活用することによりクラブの奉仕活動に対する意識は急に高まる。一般町民の喜んでいる表情や、感謝の言葉をかけられたりすると、やる気になる。人はやはり褒められると嬉しいもの。笑顔になる。「笑う門には福来る」ではないが、笑顔の連鎖はクラブを成長させる。是非とも善の為に行動を起こし、笑顔が絶えないクラブを作って欲しい。それが会員増強にも繋がるはず。そんなことを小野寺会長の方針と合わせて考えさせられる意義ある会長幹事懇談会となった。

会場を変えて意見交換会。10人ほどのメンバー。新入会員の浜川又行君もオブザーバー参加。美深では会いたい人がいた。2023~24鶴見年度で一緒にガバナー補佐をした園部さん。大先輩であるが、なにか一緒に活動した同期の想いがある。鶴見年度から次年度ガバナー補佐による次年度クラブ協議会の開催という大きな変革があった。その流れで今年は3年目。日本の他の地区においてはノーマルで行われていたが、2500地区においては各クラブからそれなりの抵抗があった。実際短期間に各クラブが活動計画書を作成、そしてそれを次年度ガバナー補佐が確認。そして協議会。この変革の大きな山を乗り越えた同期の園部さんとの再会。変わらずのMr.ロータリアンの存在感。やっぱりホッとする。

ロータリーを楽しむためのテーマでフリートークに対して私がコメントする展開。その場に合うロータリーの情報やクラブの奉仕活動についても言及。クリスマス会や家族会に育成園の子供達を招待する活動、美深高校の模擬面接、交通安全、読書の奨励、清掃活動、森林保全。どれも素晴らしい活動。クラブの誇りであろう。会報については月3回の発行。大忙しではあるが使命とやりがいを感じている菅野委員長。本当に頑張ってもらいたい。財団に対する考えにもクラブのステイタスを感じた。毎年3名以上の年次基金。そして恒久基金についての意識も高い。なかなか出来ないことだ。最後に少し時間があったので、新入会員の浜川君からも一言。発言からロータリーやこれからの人生に対する夢と希望を感じた。移住して美深にカレー屋さんを開業。ロータリーに入会。36歳。最高の流れ。店の名前は「またたびカリー」。またたびと言えば「猫にまたたび」を想像し、なぜ「またたび」なのかを聞くと、自分の名前が又行(またゆき)なので、なにか似た言葉はないかで「またたび」にしたとのこと。意外な回答だった。猫がまたたびに反応するのは、軽い多幸状態になるから。たぶん浜川君のカレーはきっと幸せな気持ちになるカレー。今度この辺りを通るときは「またたびカレー」を絶対食べる。そんな思いのもと意見交換会が終了。

例会では会員増強、ファンドレイジング、奉仕活動充実、公共イメージの向上のプラス循環を意識してもらうよう、重点目標についてその意義と必要性について熱く語らせてもらった。最後に小野寺会長から過分なる謝辞をいただき、また遠いけど多くのメンバーで地区大会に参加するとの温かい言葉をいただき、胸がキュンとなり「うるっと」きた。本当にガバナー公式訪問の準備・設え・そして多くの素晴らしいご意見をいただきました美深RCのメンバーの皆さまに感謝申し上げ、私の随想録といたします。

ありがとうございました(^^♪