Rotary のことを熱く語ろう!
〜Rotarian Benefits を紡ぎ、そして育むために〜

ガバナー 佐渡 正幸
釧路北ロータリークラブ
この度、国際ロータリー第2500地区2025~26年度のガバナーを拝命いたしました第7分区釧路北ロータリークラブの佐渡正幸と申します。皆さまよろしくお願い申し上げます。
さて、今年度 RI 会長のマリオ・セザール・マルティンス・デ・カマルゴは、会長メッセージとして《UNITE FOR GOOD(よいことのために手を取りあおう)と発信されました。
このメッセージは、ロータリーの今後数年の中核的なテーマとなる、“私たちは世界で、地域社会で、そして自分自身の中で持続可能な良い変化を生むために、人びとが手を取り合って行動する世界を目指す”という「ロータリー行動計画」の思考からのものであります。
この行動計画の四つの優先事項は、「より大きなインパクトをもたらす」「参加者の基盤を広げる」「参加者の積極的なかかわりを促す」「適応力を高める」であります。
言葉からは若干イメージが浮かびにくい表現かと思いますので、端的に英単語で表現し直しますと、「Impact(強い影響力)」「Reach(手を伸ばす)」「Engagement(関係性)」「Adapt(順応させる)」の言い回しとなり、その方が皆さまの理解が図れるのではないでしょうか。つまりは、より健全で、元気で、強いクラブをつくることの重要な指針であるとご理解ください。
デ・カマルゴ会長は、そのメッセージの中で特に「会員増強」の必要性と重要性について熱く語られています。まず冒頭でロータリーの最大の財産は「会員」であると発せられました。そして“会員増強とは単に数字を増やすことではなく、集合体としての私たちの力をさらに高め、ロータリーの使命を継承していくことである”と力説されました。とても感動的な言葉であり、思慮深いものであります。
世界には115万人程のロータリアンがいますが、その活動の源泉は会員一人ひとりの真の「Rotarian としての矜持」であるということです。
皆さまが Rotarian としての使命を自覚し、その“Benefits(恩恵)”に感謝し、一つひとつの活動から得られる満足感、充実感、快適感などの体験を“紡ぎ”、さらには Rotary に対する「愛や夢や想い」を、今一度大切に“育む”ことが必要ではないかと思います。その中から生まれる Rotarian としての誇りを、地区内の多くの会員が持ち合わせることが出来れば、より強靭な「Rotary Brand」がクラブにおいても地区・分区においても構築されるものと信じています。
そしてその目的を達成するためには、真摯に“Rotary のことを語り合う”ことが必要かと思います。時に情熱(Passion)をもって、時には厚い友情(Friendship)をもって Rotary のことを語り合うことにより、クラブのメリットや改善点、そして将来のビジョンが見えてくるのではないでしょうか。また、それを更に明確にする方策として「行動計画」を立てることが得策かと思います。
国際ロータリーが推奨する3-Year rolling goals や行動計画の実践に取り組むことは意義のあることであり、是非とも「元気なクラブ」づくりのためにご尽力いただきたいと切に願います。
言うまでもなく、地区は各クラブの活性化のために存在し活動していく使命があります。デ・カマルゴ会長が言及したように、地区としてもパストガバナーをはじめ多く先達の努力と成果を基盤として事業の継続を図り、また一方で数年先を見据えた戦略的な思考で組織の編成や予算などについて先進的な発想を取り入れ、より大きなインパクトをもたらす運営を目指し、クラブの発展のために全力で支援し行動していく所存であります。
結びになりますが、本年度はロータリー創立以来120周年の年になります。節目の年にあたり改めて Rotary の「進化と継承」について皆さまと考え、語らっていきたいと思っています。
今までも、そしてこれからも大切しなければならない「Rotarian としての矜持」を再確認して、それを礎として地区としての進化すべき方向性を見定め、山本倫生ガバナーエレクトへしっかりと引継ぎしていきたいと思ってます。
なにぶん若輩であります故、皆さまからの叱咤激励を受けながら、そしておおいに語らいながらガバナーの大役を務めていく所存でございます。皆さまからのご理解とご協力を賜れば幸甚でございます。何卒よろしくお願い申し上げます。
地区活動方針
- 会員数2500名【会員増強】の目標の達成
・ロータリアン10%の純増
・衛星クラブ、分野特化型クラブなどを含む4クラブ以上の新たな設立
・全ての活動が会員増強に連携している意識の統一を図る - 地域社会の活性及び世界の平和に繋がる
【ファンドレイジング】の理解と実践
・年次寄付375,000$(会員ひとり150$)
・ポリオ寄付125,000$(会員ひとり50$)
・米山記念奨学金1,500万(会員ひとり 6,000 円)
・地区補助金、グローバル補助金事業の積極的な実施 - ロータリーの最優先課題である【ポリオ根絶活動】の周知と実施
・各クラブまたは分区にて活動の実施
・地区大会でのポリオデイと各活動の報告会の実施
・ロータリー研究会のフォトコンテストへのエントリー - ロータリーの組織の未来である【青少年奉仕】の拡大と充実
・ローターアクト会員の50%の純増
・ローターアクターのロータリークラブへの参画と協同奉仕の実践
・ローターアクト、インターアクトの活動及び各種大会の支援